終わるプロジェクトではなく、変わり続ける製品
この種のプロジェクトで最も手がかかるのは、設定ではありません。すでにうまくできていることを、新しいやり方で覚え直す人間の側です。それは小さく進めるのが一番うまくいきます。モジュールをひとつずつ、ひとつのチームが実際の仕事で稼働させ、そこで出た声が製品に戻ります。終了日のある切替ではなく、回り続ける輪です。しかも、ある会社に合わせて曲げたソフトウェアではなく、この業界のために作られたソフトウェアの上で。
その輪
プロジェクトが実際に進む形
これは形であって、契約ではありません。プロジェクトごとに違い、日程も違います。役に立たない工程は、こなすのではなく落とします。
- 01
すでにやった仕事から始める
最近見積もった案件をいくつか、目の前で計算します。要件定義の会議はしません。
- 02
最初のモジュールを組む
たいていは原価計算です。原価の手順、単価表、粗利のルールを、それを所管する見積担当者が確認します。
- 03
ひとつのチームが実際に使う
少人数のグループが、実際の仕事をその中で見積もります。他はすべて今のまま動き続けます。ここが時間のかかる部分です。
- 04
納得できたら広げる
次のチームが加わるのは、最初のチームが新しいやり方のほうを選んだときです。何か月も前に決めた日付ではありません。
- 05
いただいた声が反映される
そのチームが見つけた引っかかりは製品の開発項目になり、ふつうの更新としてお手元に戻ります。
- 06
さらに軽くしていく
人が手を止める場所は、画面のほうが間違っています。動きを妨げるものは、稼働開始のあともずっと直し続けます。
一斉導入と何が違うのか
当社はERP、コンテンツ管理、CRMの導入から来ています。そこでは、月曜に顧客が支払った個別改造が、2年後にその顧客のアップグレードを止めていました。あらゆる業種向けの基盤の上での一度きりのプロジェクトは、稼働開始で終わり、その日から古びはじめます。ここではそれが逆です。お客様の声こそが、製品が動く仕組みです。だからこそ当社は、うまくいった試験導入を、その試験導入についての証拠としてだけ扱い、それ以上のものとは考えません。
フェーズではなく、モジュール
プロジェクトは、小さく生きたものの連なりです。どれも単体で役に立ちます。実物になるために全体計画を待つものはありません。
一斉切替はしません
今のシステムは動き続けます。すべてが引っ越して全員が息を止める週末は訪れません。
定着こそがプロジェクト
設定は短い部分で、習慣は長い部分です。小さな固定メンバーが先に使い、次のチームに教える人になります。当社が教えるより、そのほうがうまくいきます。
個別の分岐ではなく、ひとつの製品
必要な機能は Packative One 本体に作り込みます。お客様専用の複製に後付けするのではありません。個別の分岐は、最初のアップグレードまではサービスに見えます。
まず業界のために、それから自社のために
原紙の一覧、裁断係数、損失の連鎖、展開図、承認は、業界が必要とするものなので製品に入っています。自社の設定はその上に載ります。
データを正直に見積もる
移行の手間は、乱れの度合いに応じて増えます。どちら側に当たるかは、契約のあとではなく前にお伝えします。
準備
今が始めどきか
この種の変化を受け止められる体制の会社と、そうでない会社があります。規模や予算とはあまり関係がありません。たいていは次の4点で決まります。
価格を所管する人がいる
案件をどう見積もるべきかを決められて、その判断が通る人。委員会ではなく、前の経営陣以来誰も書き留めていないルールでもなく。
自社のデータに手が届く
顧客、製品、価格が、書き出せるどこかにあること。出来が悪くても構いません。表計算の入ったフォルダでも数えます。誰もデータを取り出せないシステムこそ、先に解くべき課題です。
試してみたいチームがある
実際の仕事で使い、前より悪くなった点を正直に言ってくれる数人。その懐疑は役に立ちます。沈黙は役に立ちません。
部門どうしが話をしている
原価計算は営業、見積、製造に触れます。この3つが、価格がどう決まるかについて今日合意できていないなら、ソフトウェアが後から合意させることはありません。
整えること自体が、最初の仕事です
この一覧に足りないところを見つけるのは、ふつうの反応です。待つ理由にはなりません。4点はいずれも、ソフトウェアを決める前に当社と一緒に進める作業で、プロジェクトの最中より前に済ませたほうが安く済みます。
原価計算を書き出す
今の見積担当者と席を並べ、その知識を紙の上のルールにします。
実物のデータを見る
実際に何があり、どれだけ乱れていて、移すのにいくらかかるか。
決める人を決める
価格を所管する1人と、最初に使う2、3人。

Dominik Danninger
創業者・技術担当CEOこの打ち合わせは私自身が担当します。今あるものを、整っていない部分も含めてお持ちください。整えるとはどういうことか、そして今やる価値があるかどうかを、はっきりお伝えします。
よくあるご質問
導入についてのご質問
たいていは不要ですが、準備の度合いによります。当社はまず、すでに見積を出した案件を計算するところから始めます。要件定義の文書より、そのほうが働き方が見えます。価格ルールやデータがどこにも書かれていない場合は、そこが最初に一緒に埋める空白で、進めながら書き留めていきます。最後に残るのは、設定済みのシステムだけでなく、自社がどう見積もっているかの記述です。